介護保険の限度額認定(介護保険施設入所時の食費・居住費軽減)をうけるためには?

介護保険の限度額認定(介護保険施設入所時の食費・居住費軽減)をうけるためには?
このことを説明していきます。
■もくじ
1. 介護保険の限度額認定(介護保険施設入所時の食費・居住費軽減)とは
2. 保険活用法
私は、FPとして7年間の保険の営業をしてきて、その仕事の中で保険を活用した限度額認定をうける方法をお客様に提案してきました。
本人や家族の中で、介護保険3施設(介護老人保健施設、介護老人福祉施設、介護療養型医療施設)やショートステイ(短期入所)を受ける可能性がある場合は事前に対策をしておくことにより、入所時の食費や部屋代の負担軽減をうけることができます。
長生きすればするほど、介護リスクは上がっていき、いつこういった施設を利用するかわかりません。
1. 介護保険の限度額認定
認定要件
・市区町村民税非課税世帯の方
ただし、世帯が違っても配偶者が市区町村民税を課税されている場合は対象外
・配偶者がいる方は預貯金等が合計2,000万円未満、配偶者がいない場合1,000万円未満
*預貯金等に含まれないもの
生命保険、自動車、腕時計、宝石、家財、骨董品などです。
詳しくはこちら 厚生労働省ホームページ
2. 保険活用法
この限度額認定に該当することにより、家族の負担を減らすことができます。
預貯金等の中に該当しない保険を活用することにより、現在、認定要件外の方も該当することができます。
2-1どのようにして保険に加入するのか?
介護保険の中には、一時金で掛け金を払っておいて、要介護に認定されたら保険金を年金形式で受け取ることができる商品があります。
もし、現時点で市区町村民税非課税世帯で、1000万円の預貯金等がある方は、残高を1,000万円以下に減らしておくことをおすすめします。
例
1200万円の預金がある方は、300万の一時払い介護保険に加入する。
貯金が900万円になります。そして、もし要介護状態になって保険金を受け取っても年金形式なので1000万円を超えることはありません。
まとめ
もし、あなたが介護状態になったときに家族に迷惑をかけることがないようにするには、こういった保険に加入して負担を減らすことを考えておきましょう。
長期に渡り、介護施設に入所されている方も多くいます。対策の違いで、月に支払う金額は、5万円近く変わってくる場合もあります。
コメントを残す