医療保険とは?必要なの?
このことを説明していきます。
■もくじ
1. 保障内容
2. 必要性
私は、FPとして7年間の保険の営業をしてきて、その仕事の中で医療保険の新規獲得の営業や保険金の請求の対応を行ってきました。
病気やケガは、いつ一生のうち自分の身に降りかかってくるかもしれません。
病気やケガにかかってから保障を変えることができないので、自分の加入している保障を把握しておくことは大切です。
そこで、まず、基本的な保障の範囲の解説をしていきます。
1. 保障内容

基本的な保障内容
1-1 入院
入院したことにより支払われます。多くの場合、日額いくらで支払われます。
一般的に5000円~10000円に加入されている方が多いです
最近は、ほとんどの商品が、日帰り入院から保証してくれます。
一回の入院の限度日数があり、契約時に決まます。
1-2 入院見舞金
入院したことに見舞金が支払われます。
最近は、医療技術の進歩や政府による医療費の抑制のため入院期間が短くなっているので一時金があると助かりますね。
1-3 手術・放射線治療費
手術や放射線治療をした場合に一時金として支払われます。
手術の種類によって保険金が変わる商品もありますし、この保障がついてない商品もあります
1-4 通院
通院一回に対して保険金が支払われます。一般的に5000円~10000円に加入されている方が多いです。
商品によっては、付いていない場合もあり、注意が必要です。
1-5 三大疾病
三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になり入院、手術、放射線をした場合、一般の保障に対して上乗せで保険金を支払ってくれます。
1-6 払い込み免除
保険の期間中にある一定条件の状態なると、それ以降の掛け金を払わなくてよくなります。
商品により、ない場合や一定条件が違っていますので注意が必要です。
1-7 先進医療
先進医療にかかる技術料相当額を受け取れます。通算で1000万円~2000万円が限度であることが多いです。
がん治療では、陽子線治療や重粒子治療が有名です。
一般的に多いのが白内障の手術で、多焦点レンズを用いた水晶体再建術があります。
2. 必要性

ケガや病気は生きている限り付き合っていかなければならないものです。
日本は国民皆保険制度のもと、医療費の大部分は、国が負担していますが、その中でも自分自身が支払う治療費も当然あります。
自分自身が支払う治療費のうち、賄い切れない部分を医療保険もしくは、貯蓄により、そなえないといけないということになります。
2-1健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度
・健康保険・・・サラリーマンやその家族
・国民健康保険・・・自営業者
・後期高齢者医療保険・・・75歳以上の高齢者
年齢別自己負担額
0~6歳 2割
6~70歳 3割
70~75歳 2割
75歳以上 原則1割
2-2高額療養費制度
1か月の医療費の自己負担額が限度額を払い戻す制度です。
例えば100万円の医療費がかかり、自己負担割合が3割の人は30万円負担します。自己負担の上限額が設けられており、高額療養費として超えた部分は支給され、本当の自己負担は87430円で済みます。(70歳未満で年収370万円~770万円の方)
ただし、健康保険外の費用(差額ベット代・先進医療・入院時食事療養費等)は対象外となります。
2-3 傷病手当金(国民年金加入の自営業者は除く)
病気やけがのため働くことが出来ず、3日連続で会社を休んだ場合は4日目から傷病手当金が最長で以上1年6か月支給されます。
支給金額 標準報酬日額の3分の2に相当する額
例えば 標準報酬月額が300000円の場合
標準報酬日額:10,000円
傷病手当金 6,667円
まとめ
入院時の負担額は、治療費・食事代・差額ベッド代・交通費等を含むと10000円以上負担している人が6割以上います。そのため、傷病手当金や貯蓄等を考えると入院保障は日額5000円程度あれば十分です。
5000円以上加入している方は、見直しを検討してはいかがでしょうか?医療費にまわせる貯金があれば、加入する必要性もないかもしれないね。
私は、家族すべて日額5000円の医療保険に加入しています。