個人年金保険とは?必要なの?
個人年金保険とは?必要なの?
このことを説明していきます。
■もくじ
1. 保障内容
2. 必要性
私は、FPとして7年間の保険の営業をしてきて、その仕事の中で個人年金保険の新規獲得の営業や年金支払い開始の手続きの対応を行ってきました。
日本の公的年金制度は、いま働いている世代が支払った保険料を高齢者に仕送りする『世代間の扶養』で成り立っています。
これから超高齢化社会になり、今の若い世代は、公的年金の支給開始年齢の段階的な引き下げや支給額の減少は避けて通れない状況になっています。
公的年金の縮小は、老後の生活の不安をもたらします。そうした不安を少しでも取り除くために老後資金を個人年金保険で準備するのも一つの方法です。
そこで、まず、基本的な保障の範囲の解説をしていきます。
1. 保障内容
基本的な保障内容
1-1 年金受け取り
加入時指定した年金開始日より、年金の受け取りができます。商品の内容により、終身年金か定期年金かを指定できます。
1-2 死亡保険金
年金開始前に死亡した場合は、死亡保険金が受け取れます。
2. 必要性
2-1 老後の生活資金
総務省の家計長調査(平成29年)では、夫婦2人で1カ月あたり約23万円が必要とされています。
ここで平均的な夫婦2人の公的年金の受け取り金額を見ていきます。
夫と妻 国民年金 11.4万円
夫と妻 どちらかが国民年金でどちらかが厚生年金 18.4万円
夫と妻 厚生年金 26万円
どちらも厚生年金なら平均で約26万円なので個人年金保険は必要なないかもしれませんね。最近は、共働きも増えたのでこういった方は、多いですね。
2-2 公的年金支払い開始までの空白期間
定年を一般的な60歳と考えると、年金開始年齢まで、5年間の空白期間があります。この収入のない期間の補てんとして加入するのもいいですね。
まとめ
個人年金保険は、必要性が分かっていても加入していない人は多くいます。若いうちから加入することにより余裕をもって老後の準備ができます。運用期間が長ければながいほど運用利益も多く出るため、有利です。
ぜひ、加入しておられない方は、検討してみてはいかがでしょうか。